============================================================================ 【FPress version 1.20b FPress.txt】 木村 利靖 Toshinobu Kimura ============================================================================ この度は FPressをご利用いただきましてありがとうございます。 FPressは各種アーカイブの圧縮・解凍を行うツールです。 ※ちなみに「えふぷれす」と読みます。 --------------------------------------------------------------------------- 次の機能があります。 ==================== ・LZH、ZIP、CAB、RAR、TAR、TGZ(tar.gz)、TBZ(tar.bz2)、GZ、BZ2、Z、YZ1、GCA、 ACE、7Z、 JAK、GZA、BZA 形式などに対応 ・各アーカイブの自己解凍書庫にも通常の書庫ファイルと同等な操作が可能 ・自己解凍書庫から通常の書庫ファイルへの変換 ・アーカイバ DLLによる文字コードのチェックと変換 ・OLEのドラッグ&ドロップに対応。切り取り・コピー・貼り付けも可 ・右クリックメニューで、関連づけに無関係に、指定したアプリで選択起動が可能 右クリックメニューではエクスプローラの「送る」メニューを選択可能 ( PowerToyの Send Toエクステンションにも対応 ) ・FPressのショートカットをデスクトップや「送る」に作成してあれば、ここに ファイルをドロップしたり送ったりすることで書庫ファイルの表示や圧縮を実行 ・書庫アイコンをダブルクリックすると既定ディレクトリへ一発解凍させることも可能 ・エクスプローラのシェルエクステンション機能 ・右ボタンでのドラッグ&ドロップメニュー ・圧縮・解凍・自己解凍書庫の作成 ・文字コード変換、分割・復元 ・ドロップ先にディレクトリを作成してコピー・移動 ・新しいファイルだけをコピー ・ファイル属性を変更しながらのコピー ・右クリックメニュー ・既定ディレクトリに一発解凍 ・クリップボードにコピーされているファイルを圧縮・解凍 ・ファイル属性の一括変更 ・ひとつ上のディレクトリへコピー・移動 ・拡張子の一括変換 ・ドロップハンドラ ・書庫ファイルのアイコンにファイルをドロップすれば追加圧縮が可能。 詳しくはヘルプを参照してください。 --------------------------------------------------------------------------- 動作環境など ============ FPressは Windows95, Windows98, WindowsME, Windows2000 で動作します。 IE 4.0以降が必要です。 ※WindowsXPでも動作するとの報告を受けていますが、手元では未確認です。 開発時に動作対象として念頭に置いているのは以下の環境です... Windows 95 + IE 4.0 以降、WindowsNT 4.0 + IE 4.0 以降 ...が、WindowsNT 4.0 については当面動作保証外です。 開発環境は以下の通りです。 使用コンパイラ Visual C++ Ver6.0 + SP5 FPress.exe、Arc32.dllは MFCアプリケーション、FPressSx.dllは独自クラスを 使用した Win32 APIベースのアプリケーションです。 OS Windows 98 Second Edition ( 4.10.2222 A ) + IE 5.5 ( 5.50.4134.0600 ) --------------------------------------------------------------------------- 今回の変更点 ============ 【FPress】 version 1.20b 2002/08/31 FPress.exe version 1.20b FPressSx.dll version 1.20 Arc32.dll version 1.20b 【FPress.exe】 version 1.20b 2002/08/31 ・Zip32j.dllがインストールされていない場合、7-Zip32.dllがインストール されていても、テンポラリの書庫に zipを指定できない不具合を修正しまし た。 【FPressSx.dll】 version 1.20 2002/08/24 【Arc32.dll】 version 1.20b 2002/08/31 ・Zip32j.dllがインストールされていない場合、7-Zip32.dllがインストール されていても、zip形式で圧縮できない不具合を修正しました。 --------------------------------------------------------------------------- インストール方法 ================ 1.実行している FPressを終了します。 タスクトレイに常駐している FPressやヘルプファイルなど付属のドキュメントも 忘れずに終了させてください。 2.配布ファイル( FPresxxx.exe )を実行します。FPressのインストール画面が起動し ますので、あとは画面の指示に従って操作してください。 以上でインストールは終了です。 ※ver1.13 から、上書きインストールが可能になりました。インストール前に古いバ ージョンをアンインストールする必要はありません。 また、インストール直後の Windowsの再起動も不要になりました。 FPressの環境は再インストール後もそのまま引き継がれます。 【注意事項】 ※インストール時に拡張子の関連づけを個々に指定できます。 対象となるのは、 .lzh、.zip、.cab、.rar、.tar、.tgz、.tbz、.gz、.bz2、.z、.yz1、.gca、 .ace、.7z、.jak、.gza、.bza です。 インストール時点ですでに関連づけしてある拡張子には、あらためて FPressを関 連づけしないか、インストール前に関連づけを解除しておくことをお勧めします。 関連づけの情報は FPressのアンインストール時に抹消しますが、インストール時 点の関連づけを復元するわけではありませんので注意してください。 ※WindowsNT/2000/XPの場合には Administrator属性のユーザでログオンして、イン ----------------- ストール作業を行ってください。 ※FPressを使用するには、 Micco氏作の UNLHA32.DLL shoda T.氏 作の UNZIP32.DLL 宮内 邦昭氏 作の CAB32.DLL 吉岡 恒夫氏 作の ZIP32J.dll および関連する DLL 吉岡 恒夫氏 作の SFX32GUI.DAT( Zipの自己解凍書庫を作成する場合に必要 ) 吉岡 恒夫氏 作の ZCRYPT32.DLL( Zipを暗号化する場合に必要 ) 吉岡 恒夫氏 作の TAR32.DLL tantan氏 作の KMTARSEF.EXE( Tarの自己解凍書庫を作成する場合に必要 ) 亀井 哲弥氏 作の UNRAR32.DLL および関連する DLL オージー氏 作の UNKANJ.DLL K.INABA氏 作の YZ1.DLL やまざき氏 作の YZDEC.EXE( Yz1の自己解凍書庫を作成する場合に必要 ) 天野 晃治氏 作の UnGCA32.DLL ACE Compression Software 作の UNACEV2.DLL 秋田 稔氏 作の 7-ZIP32.DLL 拙作 の JACK32.DLL 拙作 の BGA32.DLL のうち少なくともひとつが別途インストールされている必要があります。 上記 DLLのインストール方法および関連 DLLについての詳細は、各 DLLに付属 のドキュメントを参照してください。 ※なるべく最新の DLLを使用してください。 --------------------------------------------------------------------------- アンインストール方法 ==================== 1.実行している FPressを終了します。 タスクトレイに常駐している FPressやヘルプファイルなど付属のドキュメントも 忘れずに終了させてください。 2.コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」で「FPress」を選択し 「追加と削除」ボタンをクリックします。 「FPress version x.xx は正常にアンインストールされました」 というメッセージが表示された場合には、以上でアンインストールは終了です。 「削除できなかったファイルがあります。 これらのファイルはシステムの再起動時に削除されます。 システムを再起動してください」 というメッセージが表示された場合には、Windowsを再起動してください。再ログ オンだけでは駄目です。 以上でアンインストールは終了です。 ※この手順に従わずに手動でファイルだけ削除するとレジストリに情報が残ってしま いますので注意してください。 --------------------------------------------------------------------------- 判明している不具合・不具合のような仕様(^^; ========================================== ・シェル拡張のメニュー表示をサブメニュー化している場合、適当なファイルを選択し たまま、エクスプローラの「ファイル」メニューを繰り返し表示させると「FPress」 というメニューが次々と追加されていく現象が発生します。これは FPress固有の不 具合ではなく、どうやらサブメニューを表示するシェル拡張ツールのすべてで起きる ようです。少なくとも手元にあるツールのすべてで現象が発生しました。 Windows 98/ME/2000に共通した不具合らしいので対策していません。 ・WindowsNT4.0で、FPress.exeからエクスプローラにマルチバイト文字を含むディレク トリをD&Dして解凍しようとするとエラーになるようです。環境によっては、正常 に動作したり、エラーは表示するものの実際には解凍される場合もあるとのことです。 ->->-> 不具合の原因が判り次第、修正します。 ・WindowsNT4.0ではシェル拡張の右クリックメニュー関係の処理は使用できません。 ->->-> 不具合の原因が判り次第、修正します。 ・FPress.exeでディレクトリを含む書庫を表示中、ディレクトリ内のファイルやサブ ディレクトリをドラッグして他のディレクトリへドロップすることで書庫内移動がで きますが、ルートディレクトリへはドロップできません。こうした操作を実行したい 場合、「コピー」か「移動」を選択した後でルートディレクトリに「貼り付け」るこ とで代用できます。 ## エクスプローラなどからのD&Dでは問題ありません。 ->->-> とりあえず仕様とさせていただきます m(__)m ・エクスプローラの「送る」が階層化されていても、FPressの右クリックメニューの 「送る」では階層表示ができません。 ->->-> とりあえず仕様とさせていただきます m(__)m ・LZH書庫解凍時、Unlha32.dllが表示する「上書き確認」のダイアログで「中止」を 選んだ場合、その後に表示される「UNLHA32 エラー報告」メッセージボックスが、 FPressが表示している状況表示ウィンドウの背面に表示されるため、一見 FPress が停止しているように見えます。 この場合、タスクバーで「UNLHA32 エラー報告」メッセージボックスをクリック すると「UNLHA32 エラー報告」メッセージボックスがアクティブになりますので、 「OK」ボタンを押してください。状況表示ウィンドウが消え、処理が中断されます。 ->->-> 対策が見つかり次第、修正します。 ・LZH自己解凍書庫の作成時、自己解凍書庫の設定ダイアログで「取消」した場合、 処理自体は中断されますが、FPressは操作が正常に完了した旨のメッセージを表示 してしまいます。 ->->-> 現状では仕様です。 ・LZH書庫に長すぎる( Windowsが許容する以上の長さの )ファイル名をもつファイル が格納されているとき、そのファイルを解凍しようとしても解凍されませんが、 「解凍しました」というメッセージが表示されます。 ( 他の書庫では同一現象を調査していません。例外が発生するかも...(^^;; ) ->->-> 現状では仕様です。 ・ZIP書庫を表示中、書庫内に新規ディレクトリを作成できますが、作成したディレク トリ名を変更できません。 事前に「FPressの設定」ダイアログの「新規作成するディレクトリ名」で指定してく ださい。 ->->-> 仕様です。 ・ZIP書庫の圧縮時、CAB書庫・TAR関係書庫の圧縮・解凍時、FPressの状況表示ウィン ドウを表示せず、アーカイバ DLL独自の状況表示ウィンドウを表示します。 ->->-> 現状では仕様です。 ・CAB書庫の圧縮時、複数ファイルを収容しているディレクトリからいくつかのファイ ルを選択して圧縮した場合に、選択していないサブディレクトリ配下に、選択した ファイルと同名のファイルが存在すれば、そのサブディレクトリ配下の同名ファイル も圧縮されます。 ->->-> 現状では仕様です。 ・CAB, TAR, TGZ, TBZ, YZ1, GCA書庫、GZ、BZ2ファイルの表示時、格納ファイルの圧 縮サイズが 0 と表示されます。 ->->-> 現状では仕様です。 ・BZ2ファイルの表示時、復元サイズに 0 が表示されます。 ->->-> 現状では仕様です。 ・GZ、BZ2ファイルの表示時、日付時刻には無効な日時が表示されます。 ->->-> 現状では仕様です。 ・Tar32.dll ver2.00以上を使用している場合には、TAR自己解凍書庫、TGZ自己解凍書 庫の内容を FPressで表示できません。内容を確認するには「自己解凍書庫を通常 の書庫に変換」してください。 ->->-> 現状では仕様です。 ・GCA書庫の場合、シェルエクステンションの「ここに解凍」「クリップボードから解 凍」は利用できません。FPressのメニュー( ポップアップメニュー )の項目「解凍」 か、ドラッグ&ドロップで解凍してください。ただしディレクトリを指定しての解凍 はできません。 書庫内のファイルを全解凍するには、ツリービューのルートアイテム( xxx.gca )を エクスプローラなどにドラッグ&ドロップしてください。 ## 制限ばっかり...(^^;;; ->->-> とりあえず仕様とさせていただきます m(__)m ・BZA書庫の圧縮・解凍時、状況表示ウィンドウで中止ボタンを押してもすぐに処理が 中断されない場合があります。たいていは少し待てば処理が中止されます。 ->->-> Bga32.dllの仕様です。 --------------------------------------------------------------------------- 公開先・サポート ================ ・「統合アーカイバプロジェクト」( http://www.csdinc.co.jp/archiver/ ) ・「ベクター」( http://www.vector.co.jp/ ) で公開していただいています。 アプリに関すること( 不具合報告や機能追加などのご要望等 )は、私あて ( EZL02235@nifty.ne.jp )に直接メールしてください。 バグやご要望については( 挫折していないうちは )できる範囲で対処したいと 思っています。 --------------------------------------------------------------------------- 著作権など ========== FPress.exe、FPressSx.dll、Arc32.dllはフリーソフトウェアです。 プログラムに対して改変を加えたり、配布ファイルの内容を変更しないという前提条件 つきで使用、転載、配布は自由ですが、転載、配布時に、メディア代等以上の手数料を 徴収したり、使用に制限をつけることを禁じます。 また、転載、配布する場合には連絡をお願いします。 FPress.exe、FPressSx.dll、Arc32.dllの著作権は木村利靖が保持しています。 インストーラに使用しているキャビネットファイルの自己解凍スタブプログラムには、 米 Microsoft社から配布されている "Cabinet Software Development Kit"の解凍用 ライブラリを使用しており、この部分の著作権は Microsoft社が保有しています。 また、自己解凍スタブプログラムは UPXを使用して圧縮しています。 The Ultimate Packer for eXecutables Copyright (c) 1996-2000 Markus Oberhumer & Laszlo Molnar これらのプログラムを使用したことで発生したいかなる損害についても作者は何ら保証 の義務を負わないこととさせていただきます。 あくまでも使用者の責任のもとで扱ってください。 ============================================================================